私が、幼い頃通い詰めた駄菓子屋さんは、「おくらさんち」。毎日、3回行くのは当たり前。なぜならば、まず私が友達とお小遣いを持ってルンルンと行き、兄が帰ってくるとパシリにシブシブ行く。この兄が、駄菓子の当たりくじを見つける名人で、言いつけ通りの商品を買わなければならないので必死です。そして、当たりが出たらもう一度。だから一日3回なんです。お店のおばさんには、「当たりばかり買われちゃ商売になりゃしない!」と叱られる始末。なんとも苦ーい思い出ですが、鍵っ子だった私にとって駄菓子はまさに私の”おやつ”。幸せな時間でした。今でも駄菓子屋さんの映像と臭いは私の心に染みついています。そんな私も母になり、娘もやはり駄菓子屋さん「ピノキオ」が大好き。今日もねだられて、これからお買い物です。いつまでも子供たちの心を魅了し、ポカポカにしてくれる駄菓子ってすごいですね。