3歳から12歳まで・・・ 群馬県 雪子様

3歳から12歳まで祖母宅に引き取られていた当時、近所に2軒祖母と同年代のおばあちゃんが経営する駄菓子屋さんがありました。「近いほうのお店」と「あっちのお店」なんて区別して呼んでいましたが、「あっちのお店」のほうが品揃えが豊富でちょっと高級なお菓子も置いてあったりして、小さな戸口をくぐるたびに胸高鳴らせた思い出があります。一方「近いほうのお店」は店頭に「コスモス」と大きなロゴの入った真っ赤な自動販売機があって、ロールケーキの形をした消しゴム欲しさに何百円と注ぎ込んだ記憶があります。どちらのお店へ行っても必ず買ったのが串カステラ。長い串に砂糖をたっぷりまぶした丸いお菓子が3つ4つ刺さったもの。くじを引いて当たりが出るともらえるドーナッツより、むしろはずれの串カステラに魅力を感じていました(笑)今でも駄菓子屋で見かけるとつい買ってしまう一品です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。